中学の頃突然、周りの視線が気になって周りの視界を遮るように肘をついて手のひらで顔を覆わないと、授業が受けられなくなった。
テスト中もずっとそんな風にしていたので先生からカンニングかと疑われたりしたけど、
カンニングの割にどれも点数がパッとしなかったので、内心ちょっぴり複雑ながら疑いは晴れた。
だいぶマシになった気はするけど、今でも周りを見るのが苦手。
よく「人間観察が趣味」って言うけど、まじまじ見てガン飛ばされでもしたらどーするんだって気が気じゃない!!
電車に乗っているときは特に、誰かのくしゃみにも過敏に反応して、つい挙動不審になってしまう。
まぁ、電車だったら私が勝手にあれこれ考えて少し挙動不審になっても誰も気にしないけど、
仕事場だとただの変な奴である。
ある日、全力で走る撮影があった。
初対面のスタッフの方とどこか張り詰めた空気と夏の暑さが、私をどんどん緊張させてゆく。
どうしよう…まだ走ってもないのに、もう息切れしそう。
緊張をほぐそうと思い出し笑いをすべく、一生懸命過去の面白メモリーズをたぐっていたら、
カメラマンさんが
「気を抜いて走ったら、それ全部映像にでるから。」
と私に言った。
っ…!!おこられたっっ…orz
いやぁぁぁ(ノд<。)゜。
カメラマンさんのその一言により、一気に緊張がピークに達した所で撮影が始まった。
「よーいっ、ハイ!」
ダダダダダダダーっっ(←走る音)
元々走るのが苦手な上にさっきの言葉がぐるぐる頭を巡って訳がわからなくなり、ものすごい変なフォームで走ってしまった。
「カット!」
はぁはぁ。あぁ…あんなふざけたフォームで走って、絶対怒られるorz
恐る恐るカメラマンさんの顔をみると、
えっ…笑ってる!!
「大丈夫(笑)!?走り方変だよ//」
「あ…あはは//」
励まされたぁ(//∀//)笑
良かった…。てっきりおこられるかと思った(Тωヽ)
なんて優しい方゜+。(*′∇`)。+゜
なーんだっ!ビクビクせずにもっと周りに心を開こうと思いました☆